素人があれこれ手を出してみるブログ
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先日、半分ほど読んで微妙だと言っていた「敵は海賊・海賊版」を読み終わった。昨日
結論から言えば、なんだかんだで面白かったです
やっぱりキャラクターやそれを取り巻く世界をなんとなくでも理解して、その上で話が動き出すと面白い
「ええっ、いきなり死ぬの!? アレが見えるのが鍵になると思ったのに」と考えていると
その後でそれをひっくり返し、さらにその意味まで示してくれるという展開は「こう来るか」と楽しめたし
和解しないと思ってたあいつらは「自分を支配するものが許せない」という度々出ていた彼らの本質故に
神と喧嘩するためにあんな事までやりやがりるし、いや本当、中盤からどんどん面白くなって行きました
こりゃ、一緒に買った二作目「敵は海賊・猫たちの饗宴」にも期待できそうだな
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俺は、スペースオペラとは相性が良くないのかもしれない
「ライトジーンの遺産」が面白かったので、同じ作者の「敵は海賊・海賊版」を読んでいるが、どうにも話に入り込めない
序盤に連発される略語だとか、世界、キャラクターといったものを理解するのにちょっとした時間がかかり、それが読み進めるテンポを悪くしているのだと思う
ともあれ、読み進めれば先が気になる展開になり、人物同士の掛け合いもなかなか面白い
短篇連作か、文庫一冊で1エピソードかという違いのためかも知れないが、今作はややスロースターターな印象を受けた
残り半分でどのような展開を見せてくれるか、それが目下の楽しみであり、次に何を読むかの判断基準にもなりそうだ
「ライトジーンの遺産」(朝日ソノラマ、神林長平 著)
今日の本は久々の大当たりだ。一言で言えば、酒が飲みたくなる
これだけ言うと何の事だと問いたくなるが、実際そう思ったのだから仕方がない
臓器崩壊という、体の一部のみが、勝手に寿命を迎える現象
原因不明のそれが、世界中の人間に表れるようになり
人工臓器を一つも入れていない人間の方が珍しい世の中
その一方で、超能力に目覚めた人間「サイファ」が登場する
主人公のコウは、世界に二人だけの、狭義にして最強のサイファの一人だ
酒と本を愛する自由人のコウが、市警中央署第4課の刑事と共に
人工臓器メーカー絡みの事件に関係していくハードボイルドSF
全7話からなるこれは、簡潔にまとめつつも
独特の雰囲気や皮肉めいた言い回しがあり
どんどんその世界に引き込まれていく感じがした
キャラクターと世界、作品内の全てが抜群のセンスで組み合わされ、見事に調和しているのだ
シリアスな本筋も、合間に挟まれるコミカルな部分も、作品のイメージを崩すことなく、それでいて面白い
傑作というのはこういうものを言うのだと、一話目に「皮膚呼吸くらいで死ぬわけねぇだろ」と思ったのも忘れて真剣に思った程だ
彼の他の作品も、是非探して読みたいものだ
ああ、それと
これに影響されてウィスキー買ってみました、スーパーで一番安かったサントリーのトリスウィスキー
ラムレーズンっぽい香りで結構いいかも知れない。飲んで即むせたけど
と、言うわけで買って来ました「咎狩 白」
サンデーで連載されていたトガリの続編です、はい
と言っても、最終話の直後ではなく、最後の一日、最後の罪を追うお話
第2話から連載を読んでいたので今更感想を書くのもアレですが、相変わらず面白いです
個人的には今月のフラッパーのラストがかなり気に入ってて、早く続きが読みたい状態ですが
そこは1巻には入ってませんでした
来月5日が待ち遠しいなぁ……
PIC使った工作は少しの間お休み
とりあえず、今日読んだラノベ
「E.G.コンバット」(電撃文庫、秋山瑞人 著)
3月に猫の地球儀を読んで面白かったんで、同じ人の別作品でもと買った一品
表紙だけ見たら一昔前の萌えラノベかと思う一品ですが、中を見ればそんな事はなく
軍隊(と言ってもネットで見たハートマン軍曹発言)っぽい台詞やらSFやらが違和感なく織り込まれており
退屈する事無く最後まで一気に読めました
全体的に口悪い(キャラも結構な不良っぷり、軍隊だし)けど、こういう作風なんですかね?
結構好きなノリです
「アース・リバース」(角川スニーカー文庫、三雲岳斗 著)
ロボット物です、それだけで買うには十分だ!
あらすじ書こうと思ったけど、纏めるのに時間がかかるんで割愛
地表全てがマグマの海な世界で、人型航空兵器を用いた縄張り争いをする移動都市
そんな世界で、一人の少女と出会った主人公が、水と緑にあふれた楽園を求め、世界の果てを目指す
そんなお話。炎界の設定は個人的に結構面白いと思いましたね
筋書きはまあ、王道ですけど。設定を上手く生かしてて面白いと思います
ツッコミを入れるとしたら「なんでブレンデルが殺されずに地下牢に居たの?」くらいで
この人の別の本にもロボットが出るとか……今度探してみよう