数日前に購入した「幽霊詐欺師ミチヲ」を読みました
成仏できない幽霊を上手いこと丸め込み消えて頂く、そんなお仕事のお話
主人公は無職でヘタレのミチヲ君。ぶっちゃけ彼もカタリとか言う性格の悪いおっさんにハメられたようなもんです
2つの話が収録され、1つ目は幽霊相手に結婚詐欺を目論みデートをする「赤い逢瀬」
2つ目は買い叩いた曰く付きの物件から子供の地縛霊を追い払うためにとりあえず同居して仲良くなろう! という「約束手形」
どちらも霊はまあ、可哀想な境遇なんでミチヲ君はつい罪悪感を覚えたり同情したり
そしてヘタレなのでお茶目に血を撒き散らす彼ら相手にマジビビりします。というか漏らします、水分を
基本は除霊モノで、そこに詐欺という味付けを加えた感じです
ミチヲ君のヘタレ加減とカタリの口の悪さのお陰でかなりマイルドな怖さと言うか
ぶっちゃけギャグ寄りになってるんで怖いのが苦手な人でも平気だと思うよ!
とりあえず、買うきっかけになった文貼っときますね。問題あったら言って下さい、即消しますんで
//ここから本文抜粋
「褒められた髪を置いていくなんて、乙女な部分も残ってるじゃないか」
「これは、くれすぎじゃないですか……」
次に会う時は落ち武者のようになっているかもしれない。ミチヲはそんな危惧を抱いた。
「彼女の声は聞けたか?」
「断末魔ですが」
「テレボエを聞いたのか。いい仕事をしたな」
「なんですって」
「照れて吠える、照れ吠えだ」
//ここまで本文抜粋
まあ、そんな感じで愉快な本なので、面白そうだと思ったら是非……買うといいんじゃないかな!
とりあえず出版社のページとAmazonのリンク置いときますね
幽霊詐欺師ミチヲ: 文庫: 黒史郎 | 角川書店・角川グループ
http://www.kadokawa.co.jp/bunko/bk_detail.php?pcd=201009000026
Amazon.co.jp: 幽霊詐欺師ミチヲ (角川ホラー文庫): 黒 史郎: 本
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